【免震構造が当たり前】

消費者が納得する構造や設備を施し、それにリーズナブルな価格を設定することに非常に神経が使われます。消費者が求める「質」とは、少なくとも広さや基本的な構造はもちろん、耐震性、防音性、気密性、開放感なども満たす物件でなければなりません。たとえば耐震性にしても、すでに述べたように「免震構造」が当たり前になる時代になりつつあります。そうなってくると、免震構造でない物件は「標準仕様」ではないということになります。また、風呂、キッチン、トイレ、インターホンといった設備は、その時代に応じた標準装備のレベルがあります。たとえばトイレは、いまや温水洗浄付便座が標準装備です。時代に対応した標準仕様が設置できない物件は、間違いなく「安かろう悪かろう」のレベルの物件なのです。大きな地震を体験して、マンションの設計について「こうであってはならない」「このような建て方は被害が大きくなる」など活発に論じられるようになりました。たとえば左図にあるように、建物の構造体を保つ柱に対しては、揺れたときに、その柱が破壊しないように専有部分と外廊下を遮蔽する壁を柱に直接接続しないのが普通です。

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